平成30年度 学校経営の基本方針
河北町立谷地西部小学校長 菊 地 義 昭
Ⅰ 教育課題
1 豊かな感性と,自他の生命を大切にする思いやりの心を育む教育活動の推進
…『「いのち」をつなぐ人』
2 子どもが主体となって学ぶ授業の創造と,基礎基本の徹底…『学び続ける人』
3 地域のよさを生かした教育活動の推進と,開かれた学校づくり…『地域とつながる人』
4 少人数学級・少人数学校のよさを生かした教育の推進
5 特別支援教育の充実による一人一人を大切にした教育の推進
Ⅱ 教育 目 標
人 の 気 も ち が わ か る 心
みんなが「人の気もちがわかる心」をもち,それを「思いやり」「心づかい」といった行動につなげることができる子どもを育てていきたい。それが,「みんなが笑顔になる学校」につながっていくと考える。
Ⅲ めざす学校像
みんなが笑顔になる学校 ~ 一人一人が輝く ~
「みんなが笑顔になる授業」づくりや「みんなが笑顔になる暮らし」づくりを通して,「みんなが笑顔になる学校」をみんなでつくり上げていきたい。そんな学校をつくっていくことが,将来,「みんなが笑顔になる地域」づくりや「みんなが笑顔になる町」づくり,ひいては「みんなが笑顔になる山形県」の実現に貢献する人づくりにつながるのである。
また,小規模校のよさを生かして,子どもも職員も一人一人が主人公となって「一人一人が輝く」活気ある学校をめざしたい。
Ⅳ めざす子ども像
かしこく あかるく たくましく ふるさと大好きな子ども
教育には,不易と流行の面がある。教育に求められている不易とは「確かな学力・豊かな心・健やかな体」いわゆる「知・徳・体」である。また,今の山形の教育に求められている喫緊の課題は,「山形県の持続発展のため,生まれ育った郷土を愛し,地域で活躍し,様々な形で地域とつながり続けていく人を育てること」である。そこで,めざす子ども像を上記の通り設定し,子どもたちを育てていく。
1 かしこい子ども(知)
□ 一生懸命勉強し,一生懸命考える子ども
□「問い」をもち,自分が主体となってそれを追究する子ども
□ 基礎基本をしっかり身に付けた子ども
2 あかるい子ども(徳)
□ 一生懸命に心を働かせて,友達の気もちをわかろうとする子ども
□ 人の心の痛みがわかるやさしい子ども
□ 困難から逃げないで,困難を乗り越える強い子ども
□ いじめや卑怯を許さない心をもつ子ども
□ 進んで読書をし,心を豊かにする子ども
□ みんなと手をつなぐ子ども
3 たくましい子ども(体)
□ 一生懸命体を動かして,元気に遊び,心と体を鍛える子ども
□ 自分の「いのち」も,友達の「いのち」も大切にする子ども
□ みんなと仲よく遊ぶ子ども
4 地域を知り,ふるさとを愛する子ども
□ 地域のよさを知る子ども
□ 地域の人・文化・自然を誇りに思う子ども
Ⅴ 今年度の重点
平成30年度のキーワード 「たくましさ」
1「人の気もちがわかる心」を育む。
(1)全ての教育活動の中で,機会をとらえて「人の気もちがわかる心」を育んでいく。
特に,学校の教育活動の中核にあるのは授業であり,また,授業には,学習指導・学級経営・生徒指導・児童理解・特別支援教育等,教育のあらゆる要素が凝縮されている。日々の授業の中にこそ,教育目標に迫る可能性が満ち溢れている。みんなで授業を創り上げていく中で,友達の気もちを考えたり,友達の心の奥に思いを寄せたりすることも大切にしていく。
(一生懸命さを大切にする学級,間違いや失敗を笑わない学級,共感的な学級)
2「かしこい子ども」を育てる。(たくましい学び)
(1)意欲的に課題に取り組み,最後まであきらめないでやり遂げる強さを育む。
□ 子どもの心に「問い」が生まれ,子どもが主体的にそれを探究していく授業をつくる。
□ 基礎・基本の定着を図り,探究型の学びを推進する。
(2)複式指導の改善・充実に努め,間接指導時にも意欲的に学習する授業づくりに努める。
□ 複式指導は探究型の学びにつながるものである。
(3)特別支援教育を推進し,一人一人の子どもを伸ばす支援の充実に努める。
(4)子どもが主体的に家庭学習に取り組むことができるように,授業と家庭学習を連動させるなど,家庭学習への動機付けを図る。
3「あかるい子ども」を育てる。(たくましいかかわり)
(1)心の強さと心のやさしさを育てる。
□ 少しのことに負けない強さと,相手のことを思って行動できるやさしさを育む。
□ いじめや卑怯を許さない心を育てる。
(2)日常的に,子どもへの肯定的な言葉がけを行い,自尊感情を高める。
(3)明るいあいさつと歌声が響き合う学校づくり・学級づくりに努める。
(4)さまざまな人とのかかわり(児童会活動,縦割り班活動,地域の人との活動等)を大切にして,人の気もちがわかる心を育む。
(5)いじめや体罰の防止及び早期発見に向けて,迅速で組織的な対応に努める。
4「たくましい子ども」を育てる。(たくましい体)
(1)健康で元気に過ごし,さまざまなことに立ち向かっていくことができる体力を育む。
(2)自他の「いのち」を大切にする指導と,安心して生活ができる環境づくりを推進する。
(3)健康増進及び体力向上のための保健教育と体育指導の充実を図る。
(4)家庭と連携して生活習慣の改善を図り「早ね・早起き・朝ごはん運動」「メディアコントロール」を推進する。
5「地域を知り,ふるさとを愛する子ども」を育てる。(たくましい想い)
(1)「いのち」のバトンを合言葉にした紅花栽培活動(畑作り・種蒔き・花摘み・紅餅作り・紅染め)を中核に据えたふるさと活動やみどりの少年団活動を推進する。
(2)北谷地小学校との交流学習を推進し,人とのかかわりの幅を広げる。
(3)「卒業書写」「大黒舞」等への取り組みを通して,地域の人に学び,地域の人のまごころに触れ,地域の人やこの地域に生まれたことを誇りに思う心を育む
生きる力 学習指導要領
▶ 確かな学力...... 基礎・基本、主体的に問題を解決する資質や能力
▶ 豊かな人間性... 健康・体力、他との協調、思いやる心・感動する心
▶ 健康・体力...... たくましさ
| 児童数 | |
学年 | 男 | 女 | 合計 | 学級数 |
1年 | 2 | 3 | 5 | 1 |
2年 | 4 | 2 | 6 | 1 |
3年 | 3 | 2 | 5 | 1 |
4年 | 3 | 4 | 7 |
5年 | 1 | 4 | 5 | 1 |
6年 | 5 | 3 | 8 |
合計 | 18人 | 18人 | 36人 | 4 |
〒999‐3511山形県西村山郡河北町谷地字布田55番地電話:(0237)71‐1108FAX:(0237)71‐1109地図はこちら 本学区は河北町の北西部に位置し、地形的には東南側に村山盆地が広がり、北西側は葉山((1462m)に連なる。その山すそに形成された集落が本校の学区である。
戸数はおよそ300戸。学区は、高嶋、上沢畑南、上沢畑北、下沢畑南、下沢畑北、弥勒寺の6地区からなり、河北町の中でも古くから開けた地域である。
江戸時代には紅花商人が権勢を誇った地域として、現在もその名残をとどめている。大きな商店はなく、広い水田と畑地、樹木に囲まれた旧家や紅花資料館があって、大変落ちつきのある環境である。このような環境を生かして、「街なみ環境整備事業」が進められつつある。
学校のすぐ近くには「紅花資料館」があり、また歩いて15分ほどの所に町の文化施設「サハトべに花」や町民体育館などがあり、教育活動の中で様々な活用がなされている。 校章
 | 六光星は「刻苦勉励」を児童に奨める意。 新しい芽は「老幹新芽」春の訪れと共に老いた太い幹に支えられ、枝の先端に新芽が若々と萌え出てすくすくと大空に伸びる。 保護者・学区の方々を老幹にたとえ、新しい芽は、児童の大いに成長することを希ったものである。 (昭和48年9月9日 制定) |